眼瞼下垂の症状

 「眼瞼下垂(がんけんかすい)」,聞き慣れない言葉かも知れません。文字通り,眼瞼,つまりまぶたが下がる症状のことを言います。ですから,目が開けにくい状態になります。年を重ねていくと,眼瞼下垂になる人が多いです。症状は,片方の目だけに現われることがほとんどですが,両目とも垂れ下がってくることもあります。最初は,一重まぶただったのに二重まぶたになったとか,下のまぶたが膨らむ,いわゆる涙袋という状態になったといったような形になります。ですから,さほど気にしないかも知れません。むしろ,二重になったと言って喜ぶことでしょう。これがさらに三重,四重になったり,目が開きにくくなって,額にしわが寄るようになったりもしてきます。

眼瞼下垂の予防法

 眼瞼下垂の初期症状は,見た目が良くなったように感じるかも知れませんが,進行すると老けた感じになってしまいます。ですから,予防が肝心です。眼瞼下垂を予防するためには,まぶたへの刺激を極力抑えるようにすることが大切です。痒いときには強くこすったりせずに,目の周りを冷やすようにすると良いでしょう。涙が出たり汗をかいたりしたときも,軽くぬぐう程度にして,しっかりふき取るようにすることは避けましょう。また,目の周りの筋肉を使うようにすることも大切です。デスクワークの人は,時々目を休める意味でも目を閉じたり開いたりするストレッチをすると良いでしょう。パソコンを見るときには,目線を下げるのが効果的とも言われています。

眼瞼下垂の治療法

 眼瞼下垂の状態を治療する前に,まずなぜそうなっているのかを診断しなければいけません。疲労によって筋肉が弱っているような状態では,薬を使って治療を行なうのが一般的です。他の病気が関係する場合は,その回復によって改善していくことが多いですから数ヶ月経過を見ることになります。それ以外の場合では,手術を行なうのがほとんどです。その手術の方法もたくさんあるので,状態に合わせて選択することになるでしょう。いずれにしても,眼瞼下垂そのものは進行するだけで,自然に回復はしませんので,何らかの治療が必要になるでしょう。放置していると視力に影響するようになりますから,注意が必要です。